☆あの日から１０年☆

９月１１日・・アメリカ同時多発テロの日から

１０年です。

実はあの日は娘の結婚式の日で

その時私達はハワイに居ました。

ハワイの海辺のチャペルでのウエディングへ出発するため

ハワイのホテルに娘の友人達や皆が集まった朝、(日本は夜でしたね）

「ニューヨークでなんかすごい事が起こったらしい」と知らされたのでした。

テロが起こった直後で、まだ規制が出来てなかったため

ハワイでの開放的ながら厳粛な娘夫婦の結婚式は無事行えましたが

その後から予定されていた人達の結婚式も、

その他のさまざまなイベントも全て

哀悼のため取りやめとなってしまいました。

ウエディングが終わってホテルに戻って

悪夢の様な出来事をテレビで見て

「結婚記念日がすごい日になった・・」と

身が震える思いでした。

そして

次のテロが起こるとの緊迫した警戒で

ホノルル空港は飛行機の離発着が全て中止になり

「自分のホテルから遠くには行かないように・・

順次帰国できるようになったら連絡をします。

その時はすぐ動けるように待機していてください」・・と

旅行社から指示があり

これからどうなるんだろう・日本に帰れるのだろうか・・と

不安な数日を

ハワイで過ごしたのでした。

数日後

日本から特別の「お迎えのためのチャーター便」が順次到着し

帰国指示が順番に出て、私達は本来の帰国予定日よりも数日遅れて、

緊張と混乱の中、帰国となりました。

元々長期滞在のスケジュールで休暇を取っていた娘夫婦をハワイに残し

「何事も起こりませんように・・」と、

祈るような思いで帰国してきました。

　　　（私達の帰国指示はいきなり

　　　「今すぐ空港へ行ってください」と早朝の電話で言われ、飛び起き

　　　私はホノルル空港で人が溢れる大混雑と緊張で貧血を起こし

　　　ぶっ倒れそうになるという、さらなるアクシデント付き。

　　　姉がくれたチョコレートで救われました。

　　　チョコってパワーあるッ）

（余談ですがホテル延長宿泊料金は自己負担でした。

延長分は少し安くなってましたけど・・）

 いろいろな事がありましたが

帰国の飛行機は特別機だったみたいで超快適だったし

警備らしき、目の鋭い人達も乗っていて私達を守ってくれたし

日本に無事着陸する時はアナウンスで機長も乗務員さん達からも

「無事に皆さまを日本に戻ってもらえる任務を果たせて良かった・・」と

泣いて挨拶のお言葉がありました。

「無事に日本に連れて帰ってくれてありがとうございます」・・と

乗客は全員拍手・・感動的でした

９月１１日

世界が平和を祈る日が

娘夫婦の結婚記念日となりました。

私達家族にとっても

９月１１日は忘れられない日となったのです。

あれから１０年・・

そして３月１１日の大震災から６ヶ月。

世界中にこれ以上不幸が起こりませんように・・

祈るばかりです